無電極照明は、蛍光灯の一種です。
蛍光灯と比して電極がないので、無電極照明と言われます。蛍光灯は電子を放出するためのフィラメントが電極に付けられおり、この電極に電気を流すと電子が飛び出し、これが蛍光管の中の水銀原子に当たり、光を出します。無電極照明には、このフィラメントと電極がありません。
では、どうして明かりがつくのかということになりますが、違うのは電子の流れを作る部分で、光の出し方は蛍光灯と同じです。だから蛍光灯の一種というわけです。
無電極照明は、電磁石によって電子の流れを作り出します。電磁石から発生する磁場は、フレミングの法則で知られるように電子の流れを生みます。この現象を電磁誘導と言います。電磁石によって電子が流れ、その電子が蛍光管の中の水銀に当たり、紫外線を発生させ、この紫外線が蛍光管の蛍光物質により可視光に変えられて白い光となります。
蛍光灯が切れるのは、フィラメントの電子を放出する部分(エミッタ)がなくなるために起こりますが、無電極照明では、これがありません。このため寿命と言っても蛍光物質の劣化が原因ということになりますが、光度が落ちると言うことで、切れるということはありません。光がつかなくなるのは、電気回路の故障ということでしょう。そこで6〜10万時間と言う寿命が出てくるのです。消耗部分がないのは、LEDと同じで、結果寿命も電気回路に依存するので同じです。
ランニングコストはLEDが優れていますが、初期コストは無電極照明が優れています。また、無電極照明は、高輝度(水銀灯1.5kW相当)まで商品化されています。選択の基準が広がったと言うことでしょう。取り付け場所によって選択するとよいでしょう。
10.03.02
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